SOLISS搭載カメラ制御装置と2軸ジンバル機構開発
お知らせ
2020年4月23日付けのSOLISSのプレスリリースです。
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2019年7月29日付けのSOLISSのプレスリリースです。
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概要
- 打ち上げ日:2019年9月25日
- 打ち上げロケット:こうのとり8号機/H-IIBロケット8号機
- ミッション:長距離空間光通信の実証
- 開発箇所:THETAカメラの制御装置、光通信装置用2軸ジンバル機構
開発内容
弊社では、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)が共同開発した小型衛星光通信実験装置「SOLISS」において、いくつかのコンポーネントの設計・開発に携わらせていただきました。
「SOLISS」の概要は、JAXAのプレスリリース記事を参照いただければと思います。
JAXAプレスリリース
1つ目は、装置の動作状態を監視するためのモニタカメラの制御装置です。
「SOLISS」には、モニタカメラとして、全天球の撮影が可能なTHETAカメラが搭載されています。
弊社では、このTHETAカメラに撮影の指令やパラメータ調整コマンドを送り、また、撮影した動画や画像をダウンロードして保存する機能を持った装置の開発を行いました。
2つ目は、2軸ジンバル機能の開発です。
ソニーCSLが開発した光通信部は、400 kmの上空の宇宙ステーションから、地上の基地局をピンポイントに狙って光通信を行います。
安定した通信を確立し続けるためには、とても微小な動きが必要であることがわかっていただけるでしょう。
弊社では、光通信部のコンピュータから送られてくる微小な動作の指令に従って、正確に追従する2軸ジンバルの開発を行いました。
ギャラリー
弊社が開発した制御装置を用いて、THETAカメラで撮影した動画です。
マウスで画面をいろいろな方向に動かしてみてください。
全天球カメラの迫力がよく伝わってきます。