space avatar搭載カメラユニット、電源ユニット開発
お知らせ
2020年11月10日付けのプレスリリースです。
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2020年5月18日付けのプレスリリースです。
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概要
- 打ち上げ日:2021年5月21日
- 打ち上げロケット:こうのとり9号機/H-IIBロケット9号機
- ミッション:宇宙アバターの実証
- 開発箇所:カメラユニット、電源ユニット
開発内容
ウェルリサーチでは、avatarin株式会社が実施する「space avatar」の開発において、カメラユニットの製作と電源ユニットの開発を担当しました。
「space avatar」は、大きく分けると、カメラユニット、2軸ジンバルユニット、電源ユニット、取り付けユニットから構成されています。
まずは、カメラユニットについてです。
カメラユニットには、カメラ、カメラをコントロールするためのコンピュータ、冷却用のファンが搭載され、円柱の形をした筐体に納められています。
弊社では、この筐体の構造・熱設計と、筐体への組み込み、配線作業を担当しました。
次に、電源ユニットについてです。
電源ユニットは、電源基板と筐体で構成されています。
電源基板は、ISSより受け取った電力のノイズを極力除去し、「space avatar」へと供給する役割を持ちます。
それと同時に、「space avatar」からISSへと伝わるノイズの除去も行います。
また、万が一「space avatar」が故障した際に、ISSに故障を伝播させないための保護回路を搭載しています。
弊社では、筐体の構造設計、基板の設計、組み込み作業を担当しました。
最終的には、上記のカメラユニット、電源ユニット、市販品である2軸ジンバルユニットの組み立てた状態で、動作確認および電磁適合性試験を行い、品質に問題がないことの確認を行いました。
「space avatar」プロジェクトに携わって
これまで限られた人にしか開かれていなかった宇宙が、とても身近になりつつあることを強く感じました。
この「space avatar」プロジェクトを第一歩として、一般の方々が気軽に宇宙を体験できる機会が増えていくことを楽しみにしつつ、弊社も貢献できるよう技術力を磨いていきたいと思います。